だらだらやるAdvent Calendar 2023 19日目
この記事は、だらだらやるAdvent Calendar 2023 19日目の記事です。
ちなみに昨日は十六さんのゲーミング力士という記事でした。
えっ、すでに2024年?何のことですか?
気持ち長いので目次をつけておきます。
まくら
概要
かくって言ったのでファンアートを描こう!って内容でなんか書きます。
オタク特有の早口になっているところは読まなくてもいいように薄めにしました。
- この記事の対象
- ほぼ初心者に近いひと
- 過去ちょっと絵を描いたことがあるが今はやめちゃったひと
- この記事の対象じゃない
- そも絵が上手いひと
- 今も継続して絵を描いたりするひと
- 記事の目的
- ツールの機能を使ってキャラクタイラストを描きやすくする
なぜ書くか
skeb等でファンアを依頼しているヒューマンを見て、ファンアートならファンのお前が描くべきでは?という気持ちが一つ。まあそれから、イラスト描きたいぜ!という人をちらほら見たので、というのも一つです。
昨今はクオリティがべらぼうに高くなくても、(Vの者とかだと特に)タグ経由で反応が貰えそうな雰囲気があるので、自分で描いておくといろいろな欲が満たせてきっとお得ですよ。
タグをつけて流して置くのはタダですし、とっても簡単なので、気軽にやったりしてみたら良いと思います。あとはTRPGの立ち絵かくとかね。何かを始めるには体力が必要なので、今あるうちに着手し始めるのがよいと思いますよ。
で、実際に書くといってもなあ、と言うそこのお前のためにブログを書きます。
現代はたいへん便利なので、ツールの使い方次第でいや頑張って描いてみたけれど、プロポーションがおかしい、指が異常な曲がり方をしている...みたいな苦痛を減らせる可能性があります。
具体的にはクリスタの3D素体の使い方を書こうと思います。
うまい絵を描きたいみたいなご要望に対応できる情報はここには記載されません。おれが出来ないことはかけないため。
本編
使うもの
- CLIP STUDIO PAINT(以下クリスタ表記)
- タブレット・液タブ・板タブなど描くやつ
この記事を読んでいるオタクは、使いはしないが何故か持っている、という状態が多い気がします。オタクはちょっとペンタブ等を買ってみがち。なければiPad+Apple Pencilがわたしはおすすめです。
なお、なんだかんだみんなペイントソフトは触った事があるだろうと思っており、そのため説明が飛ぶ箇所もあるのでよろしくお願いします。
クリスタは、PROとEXが主流パッケージです(プロモコード版みたいなやつもある)。漫画に便利な機能があってちょっと高いのがEXです。お手持ちの目的・デバイスに合わせて買ったり、サブスクライブするのが良いと思います。なお、PROでも便利じゃ無いだけで漫画は描けるはずです。
ちなみに、この記事ではiPadPro 11in. および、クリスタEXが使用されます。EXのみの機能は(たぶん)使用されていません。そもそもEXの機能はだいたい使用していないので。
事前準備
- CLIP STUDIOアカウント
- 描きたい対象
- 3Dポーズ素材
1はたぶん、クリスタ買ったりする過程でできているはずです。飛ばします。
2はお好きなキャラで。もし、これから絵の練習を始めるぜ!と言う方は、しばらく同じキャラだけを描くか何ヶ月に一回同じキャラを描くと後々成長したな〜って気持ちになれると思います。後々といっても、可処分時間の少ない社会人がア!ってなれるのは一年後くらいと想定されます。90日上達法みたいなのがタグでありますが、あれは本気で毎日n時間以上絵を90日描いたら上手くなるよってやつが元なので、すごい体力に自信が無い限り疲れちゃうのでやめたほうが...と思います。
ちなみに、今回はオリキャラっぽい感じにしました。銀髪赤目の女性を描きます。TLで見るキャラだったりをちょっと練習してみたんですが、しっくりこなかったためです。
3は、1で取得したアカウントを使用してCLIP STUDIO ASSETSから、2のキャラがとりそうなポーズ・させたいポーズっぽい3D素体をDLしておいてください。
上記サイトには、CLIPPYまたはGOLDというポイントと引き換えることができる有償素材と、無料でDLできる素材があります。最初のうちは有償ポイントはないはずなので、無償素材から探すと良いと思います。CLIPPYは無料でも貰えるポイントで半年くらいの使用期限があり、長期休暇期間のログボなどで入手することができます。GOLDは有"料"ポイントだった気がします。
有償素材の方がクオリティが高いものが見つかりやすいのですが、公開後48時間無料という公開方法がまま見られるため、とりあえず開くと良さげな素材がタダで手に入ることもあります。3D素体以外でも使いそうな素材は、見たらとりあえず落としておくのが良いと思います。ちなみに、無料素材を48時間公開すると前述のCLIPPYが公開者に付与される仕組みがあるためです。
今回はこちらの素材集から適当なポーズを使用しました。この記事を記載している時点では、有償化されています。
書くぞ!
※ここからは、作業画面のスクショが出てきますが、環境や設定によってコンソール配置(クリスタだとワークスペースって言う。素材としての配布もある)が違う場合があるので、やっぱり適宜ググってください
キャンバスサイズは適当でよいです。解像度も350dpiあればいいんじゃね?ダメ?
本文中の画像見るとわかるんですが、わたしはその辺適当なのでよさげなサイズで描くといいと思います。
適切に素材がDLできていれば、素材ウィンドウを開いたところに素材がいるはずです。
これを開いたキャンパスに向かって、ドラッグドロップします。
ニョキっと素体が生えるので、やることとしてはこれを描きたいアングルに動かして、なぞるだけです。
その前に、インポートすると男性素体になるので直してあげます。
(まず選択されていなければ、3Dオブジェクトを選択してあげる)
- サブツール詳細ウィンドウをひらく
- デッサン人形メニューから
- 女性を選択
- 描きたいキャラに体型を合わせる
(スレンダー or グラマーみたいな合わせ方になります。足の長さを調整したりとかはできますが、胸だけ大きくとかは現時点ではできない)
四角が引いてありますが、あらかじめ絵にする範囲を決めておくと(わたしは)楽です。なので四角ツールで最初から引いてあります。
上の図はすでに調整後ですが、構図は3Dオブジェクト選択時に出てくるメニューの左側3つを使用して決めるとよいです。モデルに対してカメラを操作する項目なので、これをいじってあげると簡単に煽り構図とかが可能です。(右側は、物体側を動かすメニューのはずなんですが、1人だけ描くとき・背景がないときは、カメラだけでいいと思います)
このままだとなんだか素っ気の無いので、指ハートさせることにします。
ちょっと前までは、マニュピレータをちまちまやる必要があって本当にめんどうだったのですが、(たしか)2.x系からは操作も一新され、便利な機能も追加されたので使います。
サブツール詳細ウィンドウから、ハンドポーズメニューを選択。📷っぽいボタンが有りますね。そう言うことです。
どっちの手に反映させるかとかは選べます。今回は左手のみ同じポーズに。
わかりにくいけど、ハートっぽくなりました。後はトレスする感じでキャラをかけばオッケーです。単純に新規レイヤーを上位に追加して、適宜なぞったりしていけばよいです。(わたしは)このままだと作業しづらいので、こんな感じにします。
- モデルのレイヤーのレイヤープロパティから
- レイヤーカラーを下書きっぽい色に
- 不透明度を下げる
しばらく頑張ると人体っぽいものが生えます。描いてて微妙に接地感が無いなと思ったので、右手を伸ばしたりしてバランスをとりました。
コツっぽいものを書いておくとすると、3Dは程よく無視した方がよいです。特に現代っぽい可愛い顔は比率がぜんぜん違うので、別にヘッドモデル(そういうのもある)を用意するか、無視して描いたほうがよいです。(3D全身とヘッドモデルを組み合わせることは現状できない)よく見る特徴としては、額から頭頂が長く、また目や鼻・口は全体的に下寄り。口は鼻と顎の真ん中あたり。みたいな感じのハズです。お手本を用意して比率を見ながら描くのが良いと思います。vtuberとかだと立ち絵を動かすためにつむじがあった方が都合が良いらしく、その辺も合わせて頭部長くなりがちかも。
線画のペンはなんでもいいと思いますが、カサカサしてないペンの方がバケツ塗りが楽かな〜と思います。線のテクスチャで隙間ができがちなためです。
ペンはともかく、レイヤーはベクターレイヤーで描くのがおすすめです。レイヤーは画像そのもののラスターと、線の情報が保存されるベクターレイヤーがあります。(これはわたしの解釈なので正確には違うかも)
後者は、線の情報を持つため容量が大きく、一方であとから情報を編集できます。つまり、なめらかな拡大や縮小のほか、線の差し替え、あるストロークだけ削除する、などを可能にします。
わたしは愚かなので、ラスターレイヤーで線画を描き、欲求にしたがって胸を盛ったのでこの時点で手が小さいことに気づきました。
Q. ここからでも入れる保険が有るんですか?
A. 有るんです!(川平慈英)
レイヤーを選択した状態で、レイヤーの変換 → ベクター変換でなんとかなります。変換時のパラメタはいい感じになるようにいじいじしてください。
変換でちょっと線が変わっちゃったけど、まあオッケーオッケー。
線があまりにもおかしくなったところを引き直したり、線幅の修正をしたりした状態です。
線幅にメリハリをつけると、っぽくなります。ちなみに線を別のペンで引いたことにすることも可能です。線画にベクターを使うべきなのはこういったこともできるからです。
やっぱり手が小さい気がするので、大きくします。
投げ縄選択で手のあたりを選択、拡大します。
ちょこちょこ出たゴミの線を消したり、きれいにして、線画はおしまいです。
オタクは色塗りはした事あるだろと思っているので、そこは割愛します。お好きな講座などの参照をお勧めします。
わたしは今回、バケツで下塗り→影1色→色調補正→上から加筆みたいな工程です。
背景素材とかをおき、決めた範囲を切り出して、なんか絵っぽくしたら完成!
おわり!
おわりおわり。
まとめ
別に、画像生成したっていい
AUTOMATIC1111、いれると楽しいよ。
コンテキストが必要なピクチャ(いわゆる愛が無ければ描けない系)を生成するのが単純に難しいのと、ポン出し画像は基本的にどっかに違和感が出るので絵が描けるようになっておいても普通にお得です。レタッチにも役立ちます。
絵を描くオタクと取り巻きがきびしいことが多いので、二次はちょっとめんどいと思います。立ち絵とかでも誰かに似た絵柄で出す(出せはする)をやるとセンシティブかも(?)...
どうしても、全身描くのが大変だったり、単純に絵が下手で書いててつらいよ〜みたいな人は4コマを描くのが良いかなと思います。なぜかというと、すべての絵をバストアップなどでどうにかできるのと、文字さえ読めれば絵としての面白さが補完できるからです。
4コマの枠線素材は、クリスタに元々入っている(PROにもある)のでそれ使って描くだけで良いです。お話を考える必要はありますが...。
おまけ 試行錯誤シリーズ
縦ロールが辛くてやめた
ミリしらでかいたので、この顔ではないなってなった。
とりあえず顔つかむために練習した。ミリしらだしなと思ってやめた。
ちなみに、帽子とかメガネの3D素材は、素体頭を原点にした親子構造を組んであげるとやりやすいはず。
ふつうの落書き
そんなこんなで、ではまた次回。
みんな、今年も書いてくれてありがとね〜。